本日早朝受信をしようとアンテナをONしますと、ΔLOOPXのS/Nが悪かったり、同調モードで同調が取れなくなっています。非同調モードもどうもノイジーな感じです。これは早く修理しないとと思いまして、朝食をとってからすぐに修理を開始しました。
現象から次のように推定できました。
1.同調セクションがおかしい。
2.同調部、非同調部に両方関連して発生している。
3.その他の動作は問題なさそう。
という事で、アンテナLOOP部のコネクターの辺りから見始めますと、いきなりビンゴでした。エレメントの両端のうち片側の半田が外れているのを発見。昨日までは動いていたので昨夜はずれたのでしょう。
この部分は一度コネクターを交換している部分なので、それでももう5年以上はきれいに動いていたことになります。早速、半田付けをきちんと実施してその部分は修復をしました。(一番上の写真)
次にせっかくなので、室外BOXの点検をしました。外観、各部の電圧とも正常な事を確認しました。(写真2番目)
そして、次はヌル調整の実施です。PerseusのHFSpanというスペアナを用いてヌル調整をします。もちろんIC-R75でやる方法もあります。
同調動作、非同調動作で動く回路が違いますので、それぞれのヌル調整を実施しました。(写真3番目=同調回路、写真4番目=非同調回路)
全てが終了しまして、アンテナを元通りに接続しなおして受信を実施してみました。きれいに受信ができています。トータル2時間の仕事でした。おかげさまで汗びっしょりです。(笑)
そういえば、このところアンテナの点検を少しさぼっていました。半年に1回でも点検をしていれば、突然故障して焦る事もなかったでしょう。「今後は定期的に点検をする」と言うのが本日の反省です。